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【書籍紹介】38歳までに受けたい「甘くない」お金の授業―― ビターな現実に打ち勝ち、人生を9割ラクにする方法

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今回は私が尊敬するFPである井上ヨウスケさんの書籍を紹介します。
Youtubeもされていて、私はYoutubeで偶然チャンネルを見つけてからファンになりました。

それほどFPさんのことを知っているわけではないですが・・・汗
彼の考え方が好きなことと、年齢が近いということもあってすごく尊敬していますし応援しています。

投資や社会保障制度の知識が無くても読めるような優しい内容になっていまして、
構成は「お金の使い方」「保険」「投資」「年金」の分野に章だてて書かれています。主に保険と投資に関する内容が多めです。

 

保険の考え方が変わった

私がこの本でよかったと思うことですが、保険の考え方、選び方でした。
私は30代も半ばになってきて、漠然と保険に入っておかないと不味いのかな?と考えていたものの、保険契約をすることが目的になっている部分があったり、日本の社会保障は手厚いことも知っていたので、保険は不要と考えている方でした。
FP試験の勉強をしていたので保険の種類は知っていましたが、知識があっても自分に必要は保険が何なのか全く理解できていませんでした。
英語の勉強に例えると、英語が読めてもしゃべることが出来ないもどかしさと似たようなものをずっと感じていました。

 

保険の正しい選び方

そもそも保険とはあるリスクを被ったとき、支払えなくなるお金を保険という形でリスクヘッジするものですね。例えば自分が入院してしまったとき、自分の預貯金でカバーできる見込みがあるならば、医療保険に入る必要は無いということですね。この書籍ではリスクの為に準備しておく預貯金のことを「自分保険」と銘打っておられますが、これが自分の心にガツンと来てしまいました。


更に保険のデメリットも挙げておられて、保険のデメリットは限定されたリスクにしか対応が出来ないことですね。自動車保険なら自動車事故、医療保険なら病気に対するリスクに限定されてしまいます。それに対して「預貯金=自分保険」はどんなリスクにも対応できる万能な保険です。つまり自分の預貯金で対応できなくなるリスクに対して保険をかけておけば良いということになります。そのように考えていくと、皆さんが必要な保険がおのずと見つかるはずですね。


これまでの私の考え方としては、社会保険制度があるから保険は不要!という考え方の意見を持っていました。ですが、この本を読むと保険って面白いな、どんな商品があるのか見てみたいなという考えに変わりました。この本を読んでから保険会社のホームページを渡り歩いたりしています(笑)

 

年金にも触れています

本の最後には年金に関することも書かれていて、すごく面白いですし考え方をガラリと変えてくれるようなことが掛かれているので是非多くの方に読んでほしいと思っています。

 

最後に

人生にお金は必要ですが、お金に縛られる人生は嫌ですよね。
投資の世界に入ってからFPに興味を持ったこともあってか、私はお金に縛られすぎてるなと自分自身を振り返ることができた一冊になりました。投資を始めてからお金のことを考えすぎて、大切な経験を逃してきていたような気がします。
お金は生きるためのツールである。このことを確認させてくれるような一冊でした。